大きな平鉢にテラマックの大きいボールを作り、
 これを鉢底に入れ、その上に根を広げ、
 SUGOI-neをポロポロ入れるだけ。

 これでほとんどの地生ラン、着生ランが栽培出来る。

 ボール状のテラマックの中に空気が入り、
 同時に適度な湿度があり、蘭の根も、
 ラン菌も最適な状態になる。


 テラマックの固さは、テニスボールの固さが
 良いようである。

 岩生ランでは、このテラマックを岩を想定すれば良い。
 着生ランでは、テラマックを樹木とすれば良い。
 樹木も岩も固いので、それを真似ること。

 したがって柔らかい場合は良く出来ない場合がある!

 地生ランでは、蘭の根は、枯れ落ち葉の中に
 根を横に張るので、枯れ落ち葉は約5cmもあれば
 充分なので、この高さになるようにテラマックの
 大きさを加減すればよい。


 写真はCymbidiumと同じ最低5℃で栽培した
 パフィオ。 限界で生き抜いた株。 
 

 

 デンドロの大鉢作り。
   この方法では無造作にできる。

   SUGOI-ne2号ゴールド単用。
   テラマック使用。浅い鉢。
   SUGOI-ne源液、5,6、7月 月2回。
   シェードなし。

   株元の枯れ落ち葉に注目。
   自生地では、この枯れ落ち葉がラン菌により
   分解され栄養になる!
   SUGOI-ne栽培は、この循環をSUGOI-neで
   構築したもの。
   だから、自生地と同じように・・・・
   無造作に大株にできる!
   自生地には、ラン菌による浄化作用があり、
  硝酸態窒素が、非常に少ない。


  大株にする場合は、毎年SUGOI-ne
  を、パラパラ表面に撒いてゆけばよい。
  鉢底のテラマックは約5〜7年変質
  しない。

  テラマックが変質した時、新しいものと
  交換すればよい。

 鉢底にテラマック使用のカキラン。
  3年前4本立ちの株が、今年は22本に増殖。

 ペレポストとテラマックで、
  ペレポストの鉢栽培は完成した。
  この鉢底にはテラマックの固いボールが入っている!


  

 この鉢底にテラマック使用栽培では、
 マキシラリア、マスデ・・フウランなどの
 小形ランも素晴らしい生育になる。


 この3,5号鉢の底にはテラマックの
 7cmほどの固いボールが入っている。
ペレポストを開発してから7年余経過。
ペレポストの裏側には「ラン菌による炭素循環」理論が展開されている。
植物に共通するものは多くの項目があるが、
その中で最も重要なものが「光合成」である。
植物も動物もエネルギーが無くては生きてゆくことが出来ないからである。
高等動物は自分でエネルギーを作ることが出来ないから、外から食べ物を得なければならない。
食べられない場合は餓死である。
植物はどうか?
葉緑素があれば光合成を行い己の力でエネルギーを作ることができる。
しかし、充分満足な光合成が出来ないのが一般自然界の掟であろう。
充分な光と水と温度。
この条件が常に満足ということは自然界ではありえない。
温室の中でも・・・ほとんどありえない!
問題は・・・この場面である。
なぜランは菌根を具備しているのか???
なぜラン菌と共生しているのか???
ほんとにラン菌は発芽時のみ必要なのか???
これまで、ラン界は、この疑問を無視削除して・・・・
無菌播種で苗を手に入れ・・・ラン菌の生息しないコンポストで、
菌根植物のランを栽培してきた。
多年草は・・・動物のように最適な光合成を求めて移動できない!
自然界では植物間にも熾烈な光争奪戦争が常に行なわれている。
一年前の条件が翌年が大きく光環境が変化する場合も多い。
しかし、植物は移動できない。
黙って・・環境の変化に受身ではあるが・・・耐え忍ばなければならない。
この環境の激変!
この対策が無いとは・・・多年草植物では考えにくい!
対策が構築されていると考えるのが自然であろう!
植物工場。
人間が環境を制御するから・・・生長が早い。
しかし、一度、震災、停電・・・事故が起これば・・・工場内の植物は生きることは出来ない。
東京に少し雪が降っただけで・・・・都市機能は大混乱する。
これと同じことが、ラン菌の生息しないコンポスト・・水ゴケ、軽石、バークで栽培したとき起こる。
リスクを軽減するシステムが鉢に構築されていないからである。
至れり、つくせり・・・の介護、看護と同じ栽培がラン栽培である。
だから、植え替え時期を少しでも延ばすと・・・株が極端の衰弱する。
手遅れ・・・が簡単に起きてしまう。
綱渡りのような栽培を行なってきたのが・・・これまでのラン栽培である。
だから・・・蘭展で賞がある!
至れり、つくせり賞である!
手抜き栽培では・・・賞はもらえない!
しかし・・・・自生地では、人間などカンケイナイ。
激しい環境の変化は岩生ランを襲う。
こういう場所でも、プロトコームが生きている!
驚くべき生命力。
岩の裂け目、窪み・・・・。
こういう場所でもラン菌による炭素循環が構築されている!
貧しいがしたたかに生きるランである。
着生ラン達も環境の激変に生きぬく・・・。
だから・・・こういうランは、日本の温室内でも・・・どうにかいきられる。
温室内で着生ラン、岩生ランが枯れるという状態は、
温室内が、限度を超えた劣悪環境だということ。
ラン菌がいないというのは、ランにとって最悪!
こういう栽培を200年行なってきたのがラン界、ラン愛好である。
こういうことは、植物はペラペラしゃべらないが、
宇井清太はよくぞ・・・ランの気持ちを察してくれた!
SUGOI-neは・・スゴイ。
ランはそのように言っているようである。

そういう視点から、菌根、ラン菌との共生・・・枯れ落ち葉由来のエネルギー・・・
糖、糖質を考察し、ラン栽培に応用したのが・・この講座の栽培法である。


地球の陸上に生息する植物は枯れ落ち葉の中に自生する。
その量の多少の違いがあるが・・・。
陸上の枯れ落ち葉が存在する場所には、必ず陸上の掃除屋「材木腐朽菌」が生息する。
枯れ落ち葉のリグニン、セルロースを分解し栄養源にして生きる菌である。
もし、陸上にこの菌が生息しなかったら、陸上は枯れ落ち葉が分厚く堆積することになる。
ツンドラのピートモス層は10m、20m・・・それ以上にもなるが、
それと同じような状態になる。
原発事故で福島の山の枯れ落ち葉の除染が問題になっているようでるが、
もし、材木腐朽菌が生息しなかったら、5cm、10cmの厚さというものではなくなる!
そこに自生する植物群は、己の枯れ落ち葉と雨水で自給自足の生態系を構築している。
誰も肥料など与えていない!


当然ラン科植物26000も、同じように枯れ落ち葉の中で生きている。
岩生ラン???
こんなランがあるようであるが、岩に生きているのではない!
岩に裂け目、窪みに枯れ落ち葉が堆積している。
つまり、岩に自生しているのでは無い!


ランの大鉢つくりは岩生ランの生態系をSUGOI-neを使って真似れば大成功する。
岩と似た素材を鉢の中に設置すればよい!
岩と似た素材を・・・・宇井清太は探しに探した。
その結果テラマック(生分解不織布)ユニチカ製造・・・・が、
素晴らしい特性を持っていることが解かった。
つまり、鉢底に鉢カケ、発泡プラスチックなどを使わないで、
テラマックをテニスボールのように丸めて入れればよい。
鉢の大小によって球を大小加減すればよい。
宇井清太の大発明である!
この発明で、SUGOI-ne栽培は完成した。











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 ペレポストによる              
        
大株 つくりの基本理論と技術


            パフィオをモデルに写真説明

           ペレポストはコンポストの奇跡。
              テラマックによる自生地の生態系を再現する・・・・栽培技術。

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